2020年2月1日 土曜日
お酒をやめてはいるが、外でお客さんや同僚などと食事をするときには付き合い程度には飲む。
自分がお酒を飲んでいた頃に同席する相手が飲まないより、少しでも飲んでくれたほうが嬉しかったからだ。
この酒の席で同席の相手がお酒を飲まないと少し残念に感じる心理は一体何なのだろうか。
こんな時代なので当然強要もできないし、お酒を飲まない人はとても増えた。
そうあるべきだし、それで構わないと思うが心のどこかでは相手がお酒を飲んでくれたほうが嬉しいと感じる気持ちはとてもよくわかる。
とはいえ、量を全然飲まないので人がゆっくりと酔っていく様がとても新鮮だ。
お酒を飲むのが好きだから食事は枝豆を少しつまむ程度の人が酔ってくるとバクバク食べだしたり、無口だった人が明るく語りだす様は見ていて飽きない。
一定の時間軸に閉じ込められたのかと不安になるほど同じ話をする人や、格言を語るように男性器•女性器名称を連呼する人など多種多様だ。
一定数いる働く店員さんに偉そうになる人などを除いて、基本的にはみな愉快だ。
お酒の席で酔った50歳前の男性から「タケコプターとどこでもドアのどっちがほしいか?」と真顔で問われたりもする。
問いながらも人の意見は聞かず一人で会話を進める。
どこでもドアは便利すぎて味気ない。
タケコプターのほうが情緒がある。
ただタケコプターは飛んでいるとき目立つなー。
みんなに見られるやろなー、恥ずかしいなぁ。
と照れている。
同席の人にお酒を一緒に飲んでもらいたいという心理は、ここでの話はここだけでみんな忘れてほしいという心理からかもしれない。